ウインターカップ2020 第73回 全国高等学校バスケットボール選手権大会


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福井県男子

2020年12月16日

福井でも新型コロナウイルス感染症の拡大によりすべての学校が休校となり、多くの3年生にとっては試合に出場する機会もなく、進学等のために引退を余儀なくされた。しかし、強豪校の3年生選手は、ウインターカップ予選を最後に引退した。
県下では新型コロナウイルス感染症の拡大により学校が休校となり、練習のできる状態ではなかった。学校が再開してからも、ボールを使っての全体練習ができず、ひたすらウエイトトレーニングなどの個人練習を行い、7月からようやく全体練習ができるようになった状況だった。しかし、練習試合がほとんどできず、また、インターハイの中止により選手のモチベーションが下がる一方であった。
今年度はそのようか厳しい環境の中でウインターカップ出場を目指したチームが予選を戦った。特にインターハイ予選が中止となり引退試合を行えなかった3年生にとっては思い入れの強い大会となったはずだ。

ウインターカップ県予選の決勝に進出したのは北陸と福井商業。準決勝で北陸は啓新に128-49、福井商業は坂井を93-66とそれぞれ快勝して代表決定戦に臨んだ。北陸と福井商業との一戦は、高さ・速さ・シュート力と全てに勝る北陸が116-65で圧勝し、42年連続43回目の出場権を得た。

写真提供:福井県バスケットボール協会

なお、3位決定戦は坂井が103-88で啓新に勝利。この結果、優勝が北陸、2位が福井商業、3位が坂井、4位が啓新となった。

北陸はインターハイ優勝9回、準優勝1回、そしてウインターカップでは優勝1回、準優勝7回を誇る全国でも屈指の伝統校だ。
今年のチームは一昨年の鹿児島インターハイで準優勝した際でも活躍した土家拓人がキャプテンとなり、その土家を中心に内外とバランスの取れたチームに仕上がった。特に、1年生留学生のコナティ モディボ(203センチ)の活躍如何では上位も望めるのではと期待している。

新型コロナウイルス感染症対策については、県や県教育委員会からの感染防止対策の指針が出され、その指針に沿って学校全体で検温・消毒・手洗い・マスク着用などの感染防止対策を実施している。クラブ活動でも、練習後の器具の消毒等を徹底し、感染防止に努めている。また、体調の悪い選手については、練習を休ませるなどの処置をとっている。

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