富山県男子
2020年12月22日
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、県下では3月から登校禁止となったが、春休みに入って部活動が一度は再開した。しかし、4月に入りさらなる拡大を受け、春休み明けから休校処置が取られ、4月中に実施予定の春季大会が中止、立て続けに高校総体も中止となった。
5月末から分散登校、6月から登校が始まり部活度は感染対策を行ったうえで個人練習のみだったがスタート。7月から徐々に普段の練習が始まり、同月末には高校総体の代替大会「TOYAMA2020高等学校交流スポーツ大会」が実施された。
例年なら夏休み中は、県外遠征や強化練習試合などで各チーム強化を図っているが、今年は授業時数確保のため多くの学校で夏休み期間が短縮になり、また新型コロナの影響から県外遠征を控えたり強化練習試合が中止になるなど対応を行った。
そのような状況の中で開幕した「第73回全国高等学校バスケットボール選手権大会富山県予選会」、準決勝の組み合わせは、高岡第一対富山工業、高岡商業対砺波となり、高岡第一と高岡商業がそれぞれ勝ち上がり、決勝進出は高岡第一が2年ぶり、高岡商業が4年連続となる。決勝は、中盤から高岡第一がリードするが高岡商業の6番竹内の活躍で点差を縮める。終盤、高岡第一8番笹倉、18番バガンブーラの活躍で高岡第一が勝利した。
ウインターカップへ2年ぶり4回目の出場となる高岡第一は、今年は2年生、3年生のバランスよく、また運動能力の高い選手が多く、活躍が期待できる。
写真提供:富山県バスケットボール協会
県下では6月から7月にかけて、アルコールがなかなか手に入らず、当初は次亜塩素酸水で学校内を消毒していた。また、部活動の再開に伴い、用具の消毒については次亜塩素酸水を、手指消毒はアルコールを使用した。
7月のTOYAMA2020大会以降、練習試合や大会をガイドラインに則って選手の体調を管理しながら行っている。富山県では感染症がそれ程広まっていないため、高体連主催のバスケットボール競技ではきちんと感染対策を取ったうえで保護者の観覧を認めているが、一般の観客の入場は認めていない。
写真提供:富山県バスケットボール協会