ウインターカップ2020 第73回 全国高等学校バスケットボール選手権大会


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静岡県男子

2020年12月22日

他の地域同様に緊急事態宣言が発せられた以降、学校休校中については、部活動は全面自粛となった。令和2年度静岡県高校総体は中止となり、その代替大会の実施ができなかったが、地域によっては3年生の引退試合を実施していたところもあった。また、今年度より施行実施予定だったU18リーグ戦については中止とした。

そのような状況の中、「第73回全国高等学校バスケットボール選手権大会静岡県大会」は、予選高校会場を無観客試合で実施。準々決勝、準決勝、決勝については公共の体育館で人数制限があったものの、観客を入れて実施となった。
決勝に勝ち上がったのは昨年と同様、飛龍と藤枝明誠。飛龍は4回戦から登場し、藤枝北、星稜、浜松商、沼津中央を、90点以上を上回る得点を挙げて決勝戦にコマを進めた。対する藤枝明誠は伊豆中央、清水東、浜松湖東、静岡学園をこちらも大差で破っての進出だ。

両チームともマンツーマンディフェンスでスタート。藤枝明誠は石橋永遠のジャンプシュートで加点していく。対する飛龍は保坂晃穀を中心とした全員バスケでバランス良く加点していく。飛龍のオールコートでプレッシャーをかけるマンツーマンディフェンスに対し、藤枝明誠は攻めあぐみ、点数を重ねることができない。第2クォーター開始早々、飛龍は古大内雄梨のドライブと3P、櫻井椋介の3Pで加点し逆転する。藤枝明誠はたまらずタイムアウトを取り、落ち着きを取り戻そうとする。しかし、飛龍のオールコートプレスからの堅守を攻めることができず、徐々に点差が離れていく。前半は38-3と飛龍のリードで折り返した。
第3クォーター、藤枝明誠はディフェンスを2-3に変更し、相手のオフェリズムを変えようとするが、それに対して飛龍は遠藤渉夢、古大内の3Pで点差を広げる。藤枝明誠は朝比航士郎のドライブや3Pで対抗するが、飛龍のアウトサイドシュートを止めることができない。
最終クォーター、藤枝明誠のチェンジングゾーンに対し、飛龍はアウトサイドシュートで応酬する。オフェンスリバウンドで圧倒的な存在感を見せる飛龍の三橋翔の活躍により飛龍が主導権を握る。藤枝明誠はオールコートでプレッシャーを強め、最後まで諦めずに戦ったが、78-67で飛龍が勝利し全国大会への切符を手に入れた。

飛龍は前年果たせなかったウインターカップの出場を果たした。今回で2年ぶり10回目のウインターカップとなるが、ベスト8以上を期待している。

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