ウインターカップ2020 第73回 全国高等学校バスケットボール選手権大会


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島根県女子

2020年12月22日

島根県の女子は2007年の第38回大会以降、松江商業が13年連続でウインターカップに出場していた。その牙城を崩したのはウインターカップ初出場となる松徳学院。しかも1,2年生の下級生チームで県内の“女王”を打ち破ったというから驚きだ。キャプテンの今若羽菜、オールラウンダーの北野和を中心に、果敢にゴールへアタックし続けたことがウインターカップの扉を開く要因となったのだろう。
一方の松江商業もまた、出雲北陵、明誠などとともに新人大会からずっと松徳学院を追いかけてきた。最後までその壁を乗り越えることはできなかったが、コロナ禍でできる限りのチャレンジをした経験は、彼女たちが次のステップに進むうえで大きな推進力になるはずだ。

島根県の女子もまた男子と同様に、今夏、県独自の大会、「島根県高等学校夏季体育大会」をおこない、高校バスケットに3年間の青春をかけてきた県内すべての3年生を送り出したインターハイや地方ブロック大会が中止になるなど、どのチームにとっても難しい1年だったに違いない。松徳学院も県の新人大会では勝ったものの、2月におこなわれた中国ブロック新人大会では2回戦で敗れている。そこからステップアップするための次の一手はなかなか見出せなかったはずである。それでもウインターカップの初出場を決めたのは、下級生チームであるがゆえの思い切りの良さだったのかもしれない。その勢いを止めることなく、ウインターカップでも思い切りの良いプレーを期待したい。

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