ウインターカップ2020 第73回 全国高等学校バスケットボール選手権大会


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福井県女子

2020年12月16日

新型コロナウイルス感染症の拡大により県下ではすべての学校が休校となり、インターハイ予選を目前に迎えていた多くの3年生にとっては試合に出場する機会もなく、進学等のために引退を余儀なくされた。しかし、ウインターカップを目指すチームの3年生たちは予選を目標に練習に励んだ。
ウインターカップ県予選の決勝を戦ったのは足羽と仁愛女子。準決勝で足羽は藤島に133-34に勝利。一方、仁愛女子は福井商業と対戦、前半は互角の展開となるが、第3クォーターを28-14とした仁愛女子がリードを奪うと、最後は福井商業の粘りをはねのけ決勝戦に名乗りを上げた。
足羽は大型センターこそいないがリバウンドからの速攻を得意とする。対する仁愛女子は1対1を中心に攻撃を組み立てるチーム。第1クォーターは17-16と接戦となるも、第2クォーターでディフェンスのプレッシャーを高めた足羽が19-4として一気にリードを広げた。仁愛女子は最後まで足羽の速い攻撃を止められず徐々に点差が空き試合終了。85-64のスコアで足羽が勝利して、9年連続26度目の出場権を得た。

写真提供:福井県バスケットボール協会

なお3位決定戦は福井商業が91-17で藤島に勝利。この結果、優勝が足羽、2位が仁愛女子、3位が福井商業、4位が藤科となった。

足羽はウインターカップ出場26回を誇り、ベスト4に2回、ベスト8に5回進出した経験を持つ伝統校だ。
今年のチームも伝統のオールコートの激しいディフェンスは健在で、キャプテン久井咲良を中心にリバウンドからの速い攻撃で出場権を得たチームである。対戦チームに走り負けせず、最後まで仲間を信じて、1試合でも多く勝ち進んでほしい。

新型コロナウイルス感染症対策については、福井県や県教育委員会からの感染防止対策の指針が出され、その指針に沿って学校全体で検温・消毒・手洗い・マスク着用などの感染防止対策を実施している。クラブ活動でも、練習後の器具の消毒等を徹底し、感染防止に努めている。また、体調の悪い選手については、練習を休ませるなどの処置をとっている。

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