ウインターカップ2020 第73回 全国高等学校バスケットボール選手権大会


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岐阜県女子

2020年12月22日

毎年5月に行っていた県総体が中止となった今年は選手権大会と県総体を「岐阜県高等学校バスケットボール選手権大会兼岐阜県高等学校総合体育大会バスケットボール競技」として開催。各校の判断により部活の自粛の度合いに違いはあったが、思うように練習ができない個々のスキルを高めるようにトレーニングに励んだり、チーム内で競争しながら、力をつけていったチームが、代表の座を勝ち取ったように感じる。

ウインターカップ予選となった「岐阜県高等学校バスケットボール選手権大会兼岐阜県高等学校総合体育大会バスケットボール競技」では、決勝で岐阜女子と県立岐阜商が対戦。試合開始から岐阜女子が実力を発揮し、前半で53-16とリードを奪った。後半になっても攻撃の手を緩めない岐阜女子が98-32で勝利。岐阜女子は県選手権では29年連続30回目、県総体では3年連続9回目の優勝を果たした。2位には県立岐阜商、3位には岐阜農林、美濃加茂がそれぞれ入賞した。

写真提供:岐阜県バスケットボール協会

女子代表となった岐阜女子は、昨年度のウインターカップ決勝で悔し涙を流したキャプテン佐藤果歩を中心に、バランスのとれたチームである。昨年よりサイズはダウンしたが、機動力は増しているように感じる。ディフェンスからブレイクを信条とし、ハーフコートオフェンスでも、誰もが確実に得点できる力がある。

岐阜女子には今回も決勝まで勝ち進み、日本一になってくれることを期待している。昨年度、負けた時にコートに立っていた選手もいるので、リベンジに燃えているだろう。伝統の堅いディフェンスは今年も健在である。

高体連のガイドラインが原則無観客だったため、ウインターカップ予選も無観客とした。感染リスクを最大限下げるためには、必要な措置だったと思う。また、D-fundや高体連の消耗品費を原資として、手指消毒や除菌スプレーなど消毒用品として多数購入。設置場所を決めて、こまめに消毒するなど対策をとった。

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