三重県女子
2020年12月22日
他の地区と同様に新型コロナウイルス感染拡大の影響は高校の部活動に大きな影を落とした。インターハイ予選などの公式戦が中止となり、引退試合を行えなくなった3年生がいたことも忘れてはいけない。その中で、「第73回全国高等学校バスケットボール選手権大会三重県予選会」は今年度の最初の公式大会として開催。心配された棄権チームもなく全日程を終了できたのは多くの関係者の協力によるものだ。
また大会を運営するにあたり注意事項を示し、以下の項目への徹底を促した。
・ハーフタイムアップの中止により、会場到着時間を遅らせたりして調整。また、会場へは完全入れ替えを実施
・ベンチでのマスク着用の喚起、応援者のマスク着用の義務
・体育館内での食事の禁止
このように対策を各会場で施し、保護者も運営側のお願いを遵守、行動をしてくれた。
この大会を制したのはいなべ総合学園。3回戦からの出場となった同校は津東、久居、津商業に快勝すると、決勝では近年中高一貫で強化に力を入れているメリノール学院と対戦した。激しい守り合いとなったこの試合は延長戦に持ち込まれる接戦に。最後は59-58でいなべ総合学園がメリノール学院を振り切り、ウインターカップ出場を決めたのだった。
ウインターカップには4年ぶり2回目の出場となるいなべ総合学園は総合力で創部するチームだ。チームディフェンスで上位進出を目指し、ベスト8進出を期待する。いなべ総合学園は硬式野球部・レスリング部など多くの部活が全国大会に出場していることでも知られている。